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専門外来

特定の疾患や症状について、専門的な診断・治療をするのが専門外来です。
診断・治療が難しいカラダの症状や、専門的な治療が必要な病気などに専門の医師が診察にあたります。
専門外来は予約制となっております。
診療日・診療時間は外来診療表でご確認いただくか、お電話でお問い合わせください。

専門外来診療表(2025年1月6日現在 )

専門外来(予約制)
専門外来ごとに受付時間が異なりますので、円滑に受診していただくため、前日までの電話予約をお願いします。

※各診療日の担当医師は学会出張や異動などにより、変更させていただく場合がありますので、ご了承ください。

午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後
内科 リウマチ・膠原病(予約制)
藤田
第1・3・5週
内分泌
岡﨑恭
内分泌
岡﨑恭
13:30~14:45
漢方
和田
循環器内科
吉田雅


腎臓病
奥野
13:30~15:00
循環器内科
吉田雅
整形外科 スポーツ整形
高原
13:30~16:00
スポーツ整形(肩肘)
加藤
12:00~15:00
16:00~18:00
リウマチ
高原
13:30~15:00
当院の専門外来のご紹介
01. 漢方
概要

一般的に漢方治療では、患者さまを全人的に診察し、柔軟に対応するという長所があります。また、心身の不調に対して漢方治療を取り入れることにより、 生活の質(QOL)を向上させることも期待できます。主な対象は成人で、慢性疾患に(西洋医学の治療に加えて)漢方治療の併用で効果を高めたいと考えられる方、 病気の予防や体質改善を望まれる方、または高齢者で作用の強い西洋薬が使用しにくく、 心身両面にわたる症候を持つ方に対し漢方治療を行います。また、必要があれば相談のうえで他科への紹介も行いながら治療を行います。

目標・方針

東西両医学の融合を図る、全人的医療を目指しています。人は誰でも、病と闘い、心身を修復する能力(自然治癒力)を持っています。その自然治癒力を高め、心身のバランスを整えることを目標としています。

特徴・特色

東洋医学的問診(問診用紙も併用)、身体診察を行い、漢方薬を用いて体質改善を目指します。 漢方治療では、病名に対し漢方薬を処方するのではなく、一人ひとりの体質に合った漢方薬を選択します。 西洋医学的には同じ病気であっても、人それぞれに異なった漢方薬が処方されます。そのため漢方治療においては問診が大変重要となります。 西洋医学で治療の困難な症例に対しても、漢方薬で対応可能なものがあるのも事実です。そのような治療を希望される方に対しても対応できるように努力しています。

治療法・検査法

西洋医学的な治療法が確立している病態に対しては、西洋医学治療が優先されなければいけません。特に急性疾患など(敗血症、心筋梗塞、脳血管障害、ショックなど)の一刻を争う 緊急処置が必要な病態や、治癒・切除可能な悪性疾患、治療法が確立している1型糖尿病などの代謝性疾患に対して、西洋医学的治療法を行わずに漢方治療のみ施行することは治癒に至る機会を失いかねません。 当外来では、西洋医学の専門医(内科系)でもある日本東洋医学会認定漢方専門医・指導医が、東洋医学的診察に基づき、エキス製剤を用いた保険診療による治療を行います。なお、現在当院で使用可能な医療用漢方エキス製剤は約50種類です。 必要に応じて西洋医学的な検査も行いながら治療を進めていきます。

02. 内分泌甲状腺
概要

内分泌甲状腺専門外来とは、主にホルモンの異常により生じる病気について診断と治療を行う専門外来です。

具体的には、下垂体疾患(先端巨大症、プロラクチノーマ、下垂体機能低下症など)、甲状腺疾患(バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍)、副甲状腺疾患、 副腎疾患(アジソン病、クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫)などの疾患を診察しています。ホルモンは全身を巡っていますので、様々な症状が出てきます。 血圧や血糖値の異常、痩せや肥満、電解質の異常などの背景にはホルモンの異常があることがあります。

このような病気が疑われる方や高血圧症や糖尿病などで治療を受けているがなかなか治療がうまくいかない、食欲がない、痩せてきたなど、 いろいろと検査を受けているが原因がはっきりしない方、ホルモンの異常が気になる方はお気軽にご相談ください。

治療法・検査方法

当院では血液・尿検査のほか、各種画像検査(エコー、CT、MRI)ができます。高度な精密検査、治療が必要な場合は適切な医療機関を紹介させていただきます。

03. 循環器内科
概要

循環器疾患の代表である心筋梗塞・狭心症といった虚血性心疾患はもちろんのこと、下肢閉塞性動脈硬化症・心不全・不整脈・高血圧など、循環器疾患全般を対象に診療を行っています。 必要に応じて、より専門的な検査や治療が可能な病院への紹介もさせていただきます。お困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。

目標・方針

できる限り当院で検査・治療を完結できるよう努力しますが、どうしてもより高度な設備を要する場合があり、その場合には適した施設をご紹介させていただきます。患者さまのご希望に応じた適切な医療を目指します。

特徴・特色

負荷心電図、心エコー、冠動脈CTなどの画像検査を最大限利用しながら心血管疾患のスクリーニングや機能評価を行います。エビデンスに基づいた生活指導や薬物療法、血管内治療などを検討させていただきます。

04. リウマチ・膠原病
概要

リウマチ・膠原病専門外来では、関節リウマチを中心に膠原病診療を行っています。
関節痛や不明熱、レイノー現象などでお困りの場合は、お気軽にご相談ください。

目標・方針

地域のリウマチ・膠原病診療に貢献したいと考えています。

特徴・特色

疾患活動性、基礎疾患、経済面など患者さま個々の状態に応じた最先端のリウマチ診療を提供できるように心がけています。当院の整形外科とも緊密に連携しています。

治療法・検査法

バイオ製剤(生物学的製剤)や免疫抑制剤を用いた治療を行っています。

05. スポーツ整形外科
スポーツ整形外科専門外来

スポーツ整形は多岐にわたりますが、大きくは1回の外力で受傷するスポーツ外傷(膝靱帯損傷など典型的です)と、繰り返される微小外力によって発生するスポーツ障害(学童期の野球肘や疲労骨折など)に分かれます。

患者さまの年齢やスポーツの活動レベル、外傷・障害の種類、程度に応じて保存療法または手術療法を選択します。治療後は受傷前以上のパフォーマンスが発揮できることを目標に治療・リハビリに取り組んでいます。

特徴・特色

スポーツ外傷で手術的治療を選択する場合は、より低侵襲な鏡視下手術を行っています。またスポーツ障害は、早期発見による早期スポーツ復帰、また体幹や股関節の柔軟性やフォームチェックを行うなど、原因の改善を行うことにより再発を防止することが非常に大切だと考えています。それらを行うために十分な問診を行い、最善の治療(手術療法及び保存療法)に結びつけたいと考えています。 スポーツ愛好家から競技レベルまで、スポーツの復帰に向けてのリハビリテーションには特に力を入れています。当院のスポーツ整形外科は整形外科医師を中心として、理学療法士、看護師を含め、チーム一丸となり対応しています。

その他

岡山県サッカー協会評議員でもあり、岡山県団体サッカーチームのチームドクターも担当しています。

スポーツ整形外科専門外来(肩・肘)

肩・肘を中心とした上肢外来を行っています。
肩:腱板損傷、反復性肩関節脱臼、野球肩、拘縮肩、変形性肩関節症、肩周囲の骨折など
肘:テニス肘、変形性肘関節症、肘部管症候群、野球肘、離断性骨軟骨炎など

目標・方針

肩肘に関しては、慢性・急性・スポーツなど多岐にわたる症例をくまなく網羅していきます。

特徴・特色

・関節鏡を中心とした低侵襲手術
・全人工関節置換術(肩・肘)

臨床研究テーマ

手術症例(関節鏡視下手術、人工関節置換術)を中心に、定期的に学会発表を行っています。

治療実績

関節鏡視下腱板縫合術(肩)、関節鏡視下関節唇形成術(肩)、関節鏡視下関節授動術(肩)、全人工関節置換術(肩・肘)、関節鏡視下滑膜切除・遊離体切除(肘)、骨折観血的手術

治療法・検査法

・検査:MRI検査、関節造影検査、エコー検査
・治療:関節鏡視下手術、観血的手術、リハビリ加療

新たな試み・将来展望

腱板断裂で一次修復可能な症例に対しては腱移行術を併用した修復術や人工骨頭置換術を利用した新たな腱板縫合術、もしくは全人工関節置換術(Reverse Shoulder Arthroplasty)を行っています。

06. リウマチ
概要

最近のリウマチ治療の進歩は目覚ましく、新しい生物学的製剤の導入によりこれまでの「治らない病気」から「寛解できる病気」に変わってきています。従来のMTX等の治療では効果が不十分な症例に対しては生物学的製剤の導入を行っています。 薬物療法は、特に発症早期のタイミングを逃さないことが重要です。RAの薬物療法で合併症のある場合には、川崎医科大学と連携しながらRAの治療を行っています。

目標・方針

患者さまが、これまで同様にADLを維持し、いつまでも元気で仕事ができるような生活を送れることを目標としています。そのため、必要に応じてそれぞれの患者さまに対し、適切なタイミングでの手術を行いたいと考えています。

治療法・検査法

リウマチ治療は、薬物療法が基本です。まずMTXが中心となりますが、そのまま使えない場合や効果不十分な症例などについては生物学的製剤の導入も考慮します。

薬物療法の進歩により手術療法の頻度は減っていますが、薬物療法でコントロールできない滑膜炎や、すでに関節破壊により歩行が障害された場合は、手術療法が非常に力を発揮します。手術療法も適切なタイミングを見逃さないことが患者さまのADLを維持する上で大変重要となります。

歩行能力を維持することが、患者さまの満足度を高める上で、とても重要であることが分かっています。
これまでは膝関節、股関節の人工関節手術により、ADLの改善が得られていましたが、最近では上肢の膝関節の骨切り術や足部の手術など、さらに患者満足度を高める手術も増えてきています。


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