気が付けば今年も残り二か月を切りました。何時かは落ち着くだろうと淡い期待を抱いていたコロナ感染も次々に新たな変異株が現れ一向に終息の目途は見えません。
先ごろ、今年の流行語大賞の候補が公表されました。どれも国民全般に流布したと言えるフレーズとしてしっくりきません。敢えて今年を代表する一言を選べば、残念ながら職業柄「オミクロン株」になるでしょう。
イベントも自粛、開催しても規模縮小と、感染対策のため日常がせせこましくなっています。一方でコロナ感染症の病気としての侵襲度は、インフルエンザと同等になっているとの報告もあります。いつまでワクチンを打つのか、いつまで2類法定伝染病として規制を続けるのか、国の将来を見据えた冷静な判断をする時期に来ているのではないでしょうか。
もうすぐワールドカップが灼熱の地カタールで開催されます。我らサムライブルー達の躍動に鬱積したエネルギーを込めて精一杯の声援を送り、今年の流行語の本命が現れることを祈り、期待しましょう。
病院長 浜田 史洋