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院長挨拶
日本鋼管福山病院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

2025年4月1日から理事長・病院長を拝命しました内田陽一郎でございます。

日本鋼管福山病院は、1971年に日本鋼管福山製鉄所の保健センターとして開設されました。開設当初は企業の職域病院としての健康管理と診療を担っておりましたが、2002年に日本鋼管(現JFEスチール)から独立し、医療法人による病院運営が始まりました。もちろん現在もJFEグループとは密接な関係にありますが、福山市の基幹病院の一つとして地域の皆さまに広くご利用いただいており、岡山県西部も含む備後圏域の皆さまを中心に、ともに歩んで参りたいと考えています。

さて、世の中は大きく変化しています。新興感染症のパンデミックや天変地異は予測できませんが、日本の将来人口推計はほぼ確実です。現時点と比して2040年には高齢者人口は300万人増加し、生産年齢人口は1200万人減少します。経済的な問題もさることながら、実際に高齢者を物理的に支えることができるのでしょうか。地域ごとに多少の差はあるものの、日本全体が直面する深刻な問題です。しかし一方ではITやAIの発展は目覚ましく、業務の効率化に益々寄与すると思われます。

当院は、「誠意と思いやりを持ち、“最幸の医療”を提供する」ことを理念としております。個々の患者さんに、後で振り返っても「最も幸せだった」と思っていただける医療を提供しようというものです。学術的に「最高難度の医療」を行うばかりではなりません。

当院は、疾患(病気)も外傷(ケガ)も「早期発見・看過しない治療」を目指します。もちろん重度外傷症例や重症救急症例にも対応できる実力を持ちながらも、本来は重症化する前に低侵襲、低コスト、早期に軽快せしめることを最大の美徳と考えます。日頃からの健康管理と、患者さんの変化に即応できる体制が必要です。

しかし、人の健康面のニーズは多岐にわたります。どんな有能な医師も全能ではなく、当院が担える分野も氷山の一角かもしれません。つまり急性期においても他院との連携が不可欠ですし、回復期・介護療養・在宅療養などの強固な連携が必要となります。いわゆる地域包括ケアシステムの推進です。今後とも、近隣の医療機関と密に意思疎通を図って協働して参りたいと思います。

人でなくてもできる仕事はDX化の恩恵を受けつつ、我々は何を追求すべきなのかを職員全員で考え、患者さんに最適な医療を提供する必要があります。私の信条は、①知恵、②技術、③仁徳です。①溢れる情報や知識を知っているだけではなく、目の前の患者さんに対して吟味して適切な判断ができる「知恵」、②常に技術の研鑽を惜しまない姿勢、③人間力の育成と、その人間力を発揮できる柔軟な職場環境の構築です。そうして職員一丸となってさらなる高みを目指していきたいと考えます。

これまでにも増したご指導ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。



日本鋼管福山病院 病院長 内田 陽一郎


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