当分続いてきた暖冬に慣れた身体には厳しすぎた冬も終わり、春の訪れを感じられる頃となりました。選抜甲子園のニュースを聞くと更にその感が増します。

一方で、世界では紛争解決の糸口も見つからず、益々混迷を深めています。我々医療界はコロナに続くインフルエンザ同時流行の医療需要増大に必死に対応してきました。ここにきてやっと先に光明が見え始めたかという状況です。

若い人には軽い風邪程度の侵襲であっても、高齢者や基礎疾患を持つ人にはコロナ感染はまだまだリスクです。病院ではマスク着用や面会制限をお願いしていますが、こういった背景があることをご理解ください。

さて、春は巣立ちと別れの季節です。私も十二年間務めました理事長・病院長職を今月末をもって退任することといたしました。院長ブログへの掲載はこれが最後となりますが、これからも変わらず医療の現場に携わってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

医療にかかわる全ての人に、明るい未来が訪れることを心より願っております。

病院長　浜田史洋