九月を迎え暦の上では秋なのに、一向に涼しくなりません。日本もいよいよ亜熱帯になってしまったようです。
ここ数年は、暑い暑いという日々から急に寒いという日に変わり、日本の四季の季節感が二季になってしまいそうで恐くもあります。
最近では美味しいいお米として有名な魚沼産コシヒカリの名前を聞かなくなりました。私の故郷の世羅台地でも耕作銘柄が高温化によって変化しています。気候変動は農業のありように変化をもたらし、ひいては我々の日常を変えてゆきます。
思えばコロナの感染対策の元、大勢が集まる場面が激減し、ジャケットやスーツを着ることが無くなりました。そういった生活の変化も産業構造にも大きな影響が生じています。
医療の世界はコロナ感染症により診療形態の変更を余儀なくさせられました。一般的診療より感染症優先の継続は病気早期発見の機会を妨げた懸念があります。
コロナが心配で見合わせておられた人間ドックや健診を受け、この間に病気が生じていないか健康チェックを行ってください。
病院長 浜田 史洋