真夏日が続く日々から一転して初冬の寒さに変わりました。どうも最近の日本の気候は四季ではなく暑い寒いの二季に変わったように思えます。

二年に及ぶコロナ禍もやっと感染者の減少を見ることになりました。安心する一方で、また何度目かの感染爆発が起こるのではとの恐れから以前の生活に戻ることは戸惑いがあります。大勢で談笑する機会が殆どないままの日々を重ね、淡々と日常を繰り返す中で、家族の繋がりの大きさを感じています。

当院でもコロナ防止のため移動面会制限をお願いせざるを得ず、患者様ご本人にも、それを支えるご家族にもつらい状況が続きました。ワクチン接種の普及と感染者の減少を受けて、徐々に病院も患者様ご家族様の意向に沿った対応を行ってゆきます。経口投与できるワクチンや、抗体カクテル療法など、新たな治療薬が感染の再燃・拡大を抑えることができ、人々の交わり方が一日も早く元に戻ることを祈っています。

病院長　浜田 史洋